今回の「エコなニュース」は、手のひらサイズのミニカー「トミカ」でおなじみの株式会社タカラトミー様の取り組みをご紹介。
株式会社タカラトミー様では、「エコトイ」や「PLA-PLUS(プラプラ)プロジェクト」への参加など、数多くの取り組みをなさっているようです。その詳細は、どのようなものなのでしょうか。
- 社長室
環境課
課長
高林慎享様
-
社長室
環境課
主任
長野紫穂様
-
開発本部
次世代開発グループ
シーズ開発チーム
兼ECOプロジェクト
エキスパート
清末浩史様
-
安全品質統括室
品質統括部
リサイクル推進課
課長
笠井文明様
-
安全品質統括室
品質統括部
品質保証課
係長
能城靖宏様
早速ですが、よろしくお願いいたします。
環境に関する取り組みを始めたきっかけをお聞かせください。
2010年1月にタカラトミーでは社長室が誕生し、それと同時に全社で共通した方向性を持ち、長期的に環境に関する取り組みを行うため環境課が発足しました。私たちは、環境にやさしいおもちゃづくり、おもちゃを通して子どもたちの環境への気付きをお手伝いすること、おもちゃ会社らしい環境活動の3つの方針で、環境への取り組みを進めています。
ただし、それまでタカラトミーが全く環境関連の活動をしていなかったというわけではありません。それ以前から社会環境課という部署などが存在しており、2008年には開発本部内にECOプロジェクトと呼ばれる部門が立ち上がっています。
現在(※2012年4月現在)、私はそのECOプロジェクトに所属しています。この部門が立ち上がった2008年というと、液晶テレビが普及し始めたころであり、しかも「北海道洞爺湖サミット」が開催された年です。また、京都議定書の削減義務(※)がスタートした年でもあります。このように、世間のトレンドとして環境問題への関心が高まった年にECOプロジェクトが発足しました。
※2008年から2012年の期間中に、基準年となる1990年比で6%の温室効果ガスの削減義務を約束。
そのような、社会的な環境問題への関心への高まりは、当社で商品の開発や企画に携わっていた社員は早い段階から察知していました。玩具メーカーだけでなく、一般の企業などでもそうだとは思いますが、世間のトレンドや流行などに対して広くアンテナを張っていなければなりません。
そのような流れを受け、タカラトミーグループとしても、特に“エコ的な商品”を考える部門として、2008年に開発本部内にECOプロジェクトができました。
- 環境問題への注目が高まった2008年にECOプロジェクトが発足
- 「共遊玩具」がベースとなった「エコトイ」
- 「エコトイ」の4つの基準と具体的な工夫
- 社外で高い評価を受ける「エコトイ」のユニークな取り組み
- 「思い出」や「思い入れ」のあるおもちゃに新たな命を
- 社内・社外における積極的な活動
- 「おもちゃ」と「子どもたち」がこれからのキーワード
(c)TOMY
「トミカ」はタカラトミーの登録商標です。