今回の「エコなニュース」は、「トータルアシスト自動車保険」や「トータルアシスト超保険」でおなじみの東京海上日動火災保険株式会社様の取り組みをご紹介。
東京海上日動火災保険株式会社様では、「マングローブ植林プロジェクト(マングローブの森づくり)」や「Green Gift」など、数多くの取り組みをなさっているようです。その詳細は、どのようなものなのでしょうか。
- 経営企画部
CSR室
課長
藤田様
- 経営企画部
CSR室
主任
飯田様
※今回、藤田様の発言を「女性1」が、飯田様の発言を「女性2」のキャラクターが代弁します!
早速ですが、よろしくお願いいたします。
環境保護の取り組みを始めたきっかけをお聞かせください。
当社は保険会社として自然災害に対するリスクを引き受けており、また、商品パンフレットや約款などで紙を大量に使用する業種でもあることから、環境問題に対する意識は以前から高かったといえます。
当社では、従来「本業を通じた地球環境の保護」「電気や紙の使用など、自らの事業活動に伴う環境負荷の削減」「社内外に対する環境啓発」という3本柱に基づいて環境活動を行っていましたが、1991年にその活動内容を決定する組織として「グリーンコミティ」が設置されました。その後、ISO14001の認証の取得と合わせて、1999年から「120周年記念事業」の一環として「マングローブ植林プロジェクト(マングローブの森づくり)」を開始しました。
1999年から本格的に環境保護の取り組みをスタートしたとのことですが、先ほどのお話のなかにあった「マングローブ植林プロジェクト(マングローブの森づくり)」についてお聞かせください。
「マングローブ植林プロジェクト(マングローブの森づくり)」は、当社の「120周年記念事業」の一環としてスタートしました。地球環境保護に役に立つことで、しかも長く続けることのできる取り組みはないかと模索しているときに、マングローブの存在を知りました。
マングローブは、CO2を吸収して蓄える効果が高く、マングローブの成長が生態系の回復につながることが分かりました。
豊かな生態系を築くマングローブが世界各国で伐採されている現状を聞き、生態系を取り戻すための取り組みをしようということで始まったのが、マングローブの植林なのです。
10年以上行ったことで、植林面積は東京ドーム約1,345個分に相当する6,293ヘクタールに拡大しました(※2010年3月現在)。
現在、アジア・南太平洋の7ヶ国(インド・ミャンマー・ベトナム・フィリピン・タイ・インドネシア・フィジー)で行っており、2011年度からバングラデシュ、マレーシアでも植林を始める予定です。
また、このマングローブ林が吸収するCO2の量は2009年度には約44,000トンにもなりました。当社が国内の事業活動に伴って排出したCO2量が約49,000トンですので、その90%をオフセット(相殺)したことになります。このマングローブ林によるCO2排出量の吸収・固定効果等により、当社は2009年度の事業活動におけるカーボン・ニュートラル(カーボンニュートラル)を実現しております。マングローブ林によるCO2排出量の吸収・固定効果の組み入れは、国内・海外においても類を見ないユニークな取り組みです。
当社は、マングローブ植林プロジェクトを100年継続することを目指しています。
- プロジェクトを通じて分かったこと-「マングローブ植林プロジェクト」
- 紙資源の利用を削減-「Green Gift」プロジェクト
- 自動車保険で初のエコマーク取得!!
- 環境先進損害保険会社として「エコ・ファーストの約束」を宣言
- 子どもたちへつなげる取り組み-「こども環境大賞」と「みどりの授業」