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「環境goo」が目指すのは双方向のメディア

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「緑のgoo」が生まれた経緯はどのようなものですか?

「緑のgoo」とは、基本的には「goo」と同じウェブ検索サービスです。

インターネット内の情報をいかに最短で正確に調べることができるサービスを提供できるかというのが、我々にとってなすべき仕事です。

ですが、長年やってきて「検索に関する機能の面はある程度一般的になってきた」という実感があります。ならば、「その上にさらに何か新しい価値をユーザに提供できないものか」と考えていました。そういった試行錯誤の上に産まれたのが、この「緑のgoo」なのです。

各方面から、「緑のgoo」は非常に「goo」らしいといった声をいただいています。環境に関わる有識者の方からも同様の声をいただいており、我々としても非常に嬉しく思います。

「緑のgoo」の収益モデルについてお聞かせください。

収益モデルは「検索連動型広告」になります。検索結果に表示される広告がクリックされるとその一部が我々の収益となります。ユーザとの直接的なお金のやり取りはありません。

「緑のgoo」を利用してもらい、そこから得た広告収入の一部を、「環境goo」でも関わりのある「FoE japan」という団体様に寄付しています。

我々はウェブ検索には詳しくても、環境に関しては全くの素人です。最初は検索から得られた収益分だけ、環境保護を行う団体に寄付をしたいという気持ちがありました。

検索するほど表示される木が大きく成長し、そこから木が実際に植えられるといった環境に貢献できるアイディアならば絶対に面白いだろうと思っていました。

そのようなことを「環境goo」の人たちに話し、NPO団体の方々とお会いする機会を設けていただきました。そこで話をすると、特にこだわっていた木やCO2削減というのは非常に難しいということが分かったのです。

木を100本植えたとしてもそれが全て育つわけではなく、育ってからも何十年何百年と手入れをしなければなりません。自分たちの企画が非常に甘いということを痛感しました。

その反省を機に、寄付のお金はNPO団体様の活動全般にわたって使っていただくのが良いと考え、今のような仕組みとなりました。

また「緑のgoo」では、ユーザがサービスを利用する上での工夫を行いました。検索をする場合、「goo」というサイトへユーザにアクセスしていただいて、検索窓にキーワードを入力という形がスタンダードでしょう。

今ではサイトにアクセスしなくとも、ツールバーやブログパーツ、Mac用のウィジェットというパソコンのデスクトップに常駐するソフトなどにより、様々なシチュエーションから「緑のgoo」に参加することができます。

「環境goo」で環境に関する情報を知っていただいた上で、次のアクションとして「緑のgoo」があるのです。通常の検索を「緑のgoo」に変えることで、環境活動に参加しているという意識をユーザに持ってもらいたいという願いがあります。

そういった意味で、ブログパーツというのはとても重要と考えているのです。今ではブログパーツを貼っていただいたユーザも700以上となり、自分も環境活動に参加しているという意思表明ツールとして役立っているのではないかと思います。


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