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「環境goo」が目指すのは双方向のメディア

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「緑のgoo」の開発エピソードなどはありますか?

開発に当たって、ユーザが環境保護活動に参加することに重点を置きたいと考えていました。「緑のgoo」を使うことによって、「環境goo」が行っているテーマにユーザが参加している気持ちが持てる仕掛けを意識しています。特に「ツールバー」や「ウィジェット」の開発には力を入れました。

また、ユーザが「緑のgoo」を使うことによって、環境に間接的ながらもどれだけ貢献しているか、ビジュアルとして見せるという点は非常に苦労しました。

「gooの木」を見ていただくとお分かりのように、自分の起こしたアクション(ウェブ検索)がどれだけの効果を生んでいるかを視覚的に表現しています。

ブログパーツを使っているユーザが多いとのことですが、「goo」のサイトやブログで、「緑のgoo」について何かプロモーションを行ったのですか?

実は、何も行っていません(笑)。我々も想定していなかったほどの反響です。ブログパーツというのは、ユーザが自分のブログに実装する際に多少の技術的な知識も必要であるため、普及させるのは難しいと考えていました。

HTMLソースを多少なりとも理解しているユーザでなければ、気軽にはお使いいただけないのではと考えていたのです。

実際のところ、地道に広がっていった感はあります。環境問題に関心のあるユーザが最初にブログパーツを貼り、そのブログを見た別のユーザが「それなら自分も……」というように、ユーザ同士のなかでもネットワークを介して広がっていくという形ですね。このような地道なことこそ、ふさわしい結果を導くということを実感しました。

「緑のgoo」の収益を寄付する団体は、今後は増えていくのですか?

団体を複数というわけではなく、ある期間は1つの団体と連携した活動を行い、その期間が終了すると次の団体というような展開になります。

「FoE japan」様がふさわしいと考えた背景には、「環境goo」で多くのNPOと協力した経験が役に立っています。「環境goo」の資産をうまく活かしたというところはありますね。

「gooの木」について目標値がありますか?また、成長していくとどのような形になるのですか?

企業秘密です(笑)。

常に注目していただければと思います。結局のところ、木になるしかないと思いますが。多くの方が想像する木のパターンのいずれかになるのではないでしょうか。そのビジュアルを見ていただくには、「緑のgoo」で検索してもらう以外にはないかなと思います。

目標値について想定しているものはありますが、「緑のgoo」の広がりが最初に予測していたものとは良い意味で違うところがあるので、今のところはどうなるか具体的には想定しづらいですね。

また、今回のような「gooウェブ検索」と「環境goo」を組み合わせたサービスは前例がなく、目標値の設定が難しいということもあります。

「緑のgoo」を長く使い続けることでユーザに喜んでいただけるのであれば、この仕組みが回り続けるようにしたいですね。そのためには、我々としてもプロモーションを行うことが必要になるかと思います。


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