環境対応スタッドレスタイヤ「BLIZZAK REVO GZ」についても、具体的な性能をお聞かせください。
クルマにとって最も危険な路面は、冬の朝に見られるような凍った路面です。クルマが滑るのは、路面の上の氷が溶けて水の膜となり、タイヤとのすき間で潤滑剤のような働きをするからです。スタッドレスタイヤとは、その水の膜を取り除いて、タイヤと氷そのものが接触してグリップを発揮するように設計されたタイヤなのです。
毎年、スタッドレスタイヤの性能は向上しているのですが、そのなかでも特に当社の強みとして挙げられるものに「発泡ゴム」があります。ブリヂストンでは、他社に先駆けて発泡ゴムを採用したスタッドレスタイヤを販売しました。ゴムに多数の気泡や水路が含まれており、この気泡や水路が氷の上の水の膜を素早く除去することでタイヤを氷路面に密着させ、優れたグリップ力を確保します。
「BLIZZAK REVO GZ」では、従来の「レボ発泡ゴムZ」に新素材である「コンティニューミクロパウダー」を配合した「レボ発泡ゴムGZ」を採用しています。タイヤの摩擦時に発泡ゴム内の気泡や水路が連結することにより、氷上の水の膜をより効果的に取り除くことが可能です。
- 3つの社会の実現-「環境宣言」
- ナノレベルの技術で転がり抵抗を低減-環境タイヤ「ECOPIA(エコピア)」ブランド
- 「発泡ゴム」が強み-環境対応スタッドレスタイヤ「BLIZZAK REVO GZ」
- リトレッドタイヤで省資源に貢献-「エコバリューパック」
- ペーパーレスと省電力化に貢献-電子ペーパー情報端末「AeroBee(エアロビー)」
- 環境意識の向上の取り組み-環境コミュニケーション
- 行政とタイアップした森林保全-「B・フォレスト エコピアの森」