日本コカ・コーラ株式会社

メーカー

グループのプラットフォーム 「eKO(イー・ケー・オー)システム」

52_cokacola_grph_01

日本コカ・コーラ株式会社

現在、「森の博士」は何人ぐらいいるのですか?また具体的にはどのようにしたらなれるのでしょうか。

2008年5月現在、「森の博士」の認定を取った人数は、サイトのオープンからわずか2年で2万人を超えました。会員になるには、「森の博士」サイト内で実施している認定テストに合格する必要がありますので、奮って積極的に参加してください。認定テストの問題については、東京農業大学の宮林茂幸先生の監修により、東京農業大学の学生さんたちにも一緒になって作成していただいております。本当に練られた問題なので、大人の方もしっかり「森の博士」を見て勉強していただかないと、なかなか合格いたしません(笑)。

「森の博士」のWebサイトの認定試験に合格すると認定証がもらえるそうですが、何か特典などはありますか。

まず「森の博士」になると、認定証のほかに森の間伐材を利用して作った「オリジナルバインダー」を配布しています。また、コカ・コーラのイベントやエコプロダクツ展などに認定証を持って参加してもらった方には、コカ・コーラオリジナルエコグッズを配布しました。

このような取り組みを行うのは、「森の博士」のサイトに継続的に訪れていただくことが、既に会員になった子供たちに、環境について継続的に学んでもらうことにつながると考えているからです。何万人達成が目標というようには考えておりませんが、Webサイトに継続的に訪れてもらう仕組みを作り出すことは、結果的に環境意識の啓発という面で子供たちの育成につながると考えています。

「森の博士」認定証

「森の博士」のWebサイトは、今後どのように展開していくのですか。

参加・体験型の企画を増やして欲しいという声が多いこともあり、今後はなるべく多くの方が参加できるように、「コカ・コーラ森の博士特派員ツアー」のような企画を増やしていきたいと考えています。またWebサイトのコンテンツも、子供たちが折に触れ訪れたくなるようなコンテンツを開発すると共に、今まで蓄積したものを“広げていく”視点から、様々なことを考えて行こうと思います。例えばコンテンツを教育ツールとしてCDなどのメディアの形で学校や教育施設などに配布したり、あるいは全国のボトラー社の地域活動で活用してもらったりすることで、Webサイトの枠組みを超えた広がりを見せることができると考えています。

「森の博士」のWebサイトキャプチャー画面

今までに行った「森に学ぼう」プロジェクトのなかで、ユニークなものなどはありますか。

全国各地の活動を見ると植林活動を行っているところが多いのですが、県や教育委員会、林野庁の出張所などと一緒になって、5年間にわたる水資源保護活動を行っているところもあります。四国コカ・コーラボトリングの自然をテーマにした写生大会では、自分たちの街の絵を描くことによって、自分たちの街をきれいに守りましょうという「赤とんぼの街づくり運動」のプログラムを、「森に学ぼう」で展開しているクイズなどを取り入れて実施しました。沖縄県の「森に学ぼう」プロジェクトでは、実施した国頭(くにがみ)村の小学生400人ほどに参加していただき、植樹や育樹の活動を行いました。そこで用意したお弁当には、竹の葉(笹)で包んだおにぎりを用意するなど、イベント運営においても環境へのこだわりが見える内容で、地域の自治体からも「ぜひ今後も一緒にやりましょう」といったコメントもいただくなど、地域との関係構築・強化の一助にもなりました。

参加した子供たちの様子はどうでしたか。

屋久島で行った「コカ・コーラ環境フォーラム」には、北海道の知床や新潟の佐渡島など全国各地から10数時間かけて参加した方もいました。実際、屋久島の自然に触れた北海道の子供たちは、普段自分たちが眼にするものとは異なる自然を体感し、「ぜひこの違いを北海道に帰って伝えたい」と話してくれたのがとても印象的でした。子どもの時の体験はその後の生活に大きな影響を及ぼすことにもなるので、そのような体験を少しでも増やすお手伝いをすることができればと考えています。


関連記事一覧

タグ