「スマートクッキング」という取り組みもなさっていますね。
「スマートクッキング」とは、例えばカレーを作るときに、いかに使用する熱エネルギーの量や水の量を減らすことができるかというような、無理・無駄を省いた調理法や食材選びの提案など、食に関する情報発信をしていこうという取り組みです。レシピだけでなく、調理器具の使い方や片づけ方も紹介していきます。
「スマートクッキング」を通じて、食生活の質の向上や地球環境保護、さらには自分の時間を充実させることなどを目指します。
現在(※2011年9月現在)、ハウス食品のWebサイト内に「なるほどレシピ」という特設サイトを開設し、調理時における様々な工夫を盛り込んだレシピの情報発信を行っています。同サイトでは、時間を短縮して作ることのできるレシピや3品以内の食材で作ることのできるお手軽レシピ、調理時に電気や火力を使用しないレシピなどを提案しています。なお、店頭販促物としてパネルや小冊子を作成し、Webだけではなく店頭における展開も図っていきます。
また、ハウス食品では農林水産省が推進する「FOOD ACTION NIPPON(フード アクション ニッポン)」に賛同しており、当社でも“カレーを食べよう。ニッポンを食べよう。『CURRY ACTION NIPPON(カレー アクション ニッポン)』”と題し、地産地消の提案を通じて食料自給率の向上に貢献しています。
東北・四国・中国・九州などの地方の支店では、地元の食材を使ったレシピを作り、TVCMなどでそれを提案しています。地元の食材を日々の献立に取り入れることにより、フードマイレージ(食物輸送距離)が短くなるため、CO2排出量の削減にもつながります。
2010年のエコプロダクツ展では、「カレーのエコな作り方」をテーマに、キッチンに見立てた当社のブースで材料の準備から片づけまで、カレー作りにおける環境に配慮した調理方法を、実演を交えて紹介しました。
エコプロダクツ展終了後に回収したアンケートでは、「ハウスさんのブースは面白かった」といった声を多数いただきました。特に、お母さんとそのお子さんに好評だったようです。そのような意味では、環境に配慮した調理法というのは、皆さんにとって興味のある話題ではないかと感じています。
- 安心・安全と環境配慮とのバランス
- 容器や包装の工夫で環境負荷を低減
- 新たな切り口の環境配慮製品-「温めずにおいしいカレー」
- 「食」という視点から環境配慮の情報発信
- 「環境」と「食」と「農」を学ぶ-「ハウス食と農と環境の体験教室」
- 仕事のなかにどのように環境というテーマを盛り込むか