データセンターにおける取り組みについてお聞かせください。
規模の大きい環境への取り組みとしては、「HPクリティカルファシリティサービス」があります。HPクリティカルファシリティサービスは、既存のデータセンターの評価・改善提案だけでなく、新規にデータセンターを設ける際の企画・設計のコンサルティングを行うサービスです。大企業におけるデータセンターの消費電力は、サーバーなどのIT機器や空調設備の電力が大半を占めています。HPクリティカルファシリティサービスの強みは、IT機器だけではなく、空調などの電源設備を含めたデータセンター全体についてコンサルティングを行う点にあります。
例えば、サーバールーム内の空調の流れを分析する、過剰に冷却している部分は空調機を停止する、ほかの空調機の稼働率を上げることで、IT機器に最適な温度・風量を設定し、データセンター全体のエネルギーの効率化を図ります。
HPクリティカルファシリティサービスは、米国の金融期間トップ15社のうち14社に導入されるなど、グローバルに展開しており、日本でも提供されています。
国内の企業様では、HPクリティカルファシリティサービスを採用されたことによって約6%の年間の電力コスト削減を達成し、「グリーン・グリッド・データセンター・アワード2011(※)」の最優秀賞を受賞しています。
※日本国内における、データセンターのエネルギー効率改善において優れた取り組みを実施した企業や団体を表彰するもの。2010年に創設された。
- 「グローバルシチズンシップ」に基づく環境への取り組みがスタート
- 製品やサービスを通じた社会・環境への貢献-「ポートフォリオ」
- 節電ソフトウェアやシンクライアントシステムで電力消費を最適化
- データセンターを丸ごとコンサルティング
- 屋外使用可能インク初のエコマーク商品の認定取得
- パートナー企業や取引先各社と協力した環境負荷低減-「サプライチェーン」
- 武装組織の資金源となる「紛争鉱物」を使わないために
- 業務遂行における環境負荷軽減-「オペレーション」
- スマートシティ-エネルギーの見える化から自発的なCO2の削減へ