「インクカートリッジ回収プログラム」というものを行っていますが、これはどのような取り組みなのですか。
「インクカートリッジ回収プログラム」も、お客様からのお話がきっかけです。
しかし、当時は回収するといっても具体的なノウハウがなかったこともあり、家電量販店やホームセンター内に回収ボックスを設置してもらうことからスタートしました。学校や企業など、現在では全国5千カ所以上に回収ボックスが設置されています。
お客様に回収ボックスが認知されるようになると、回収される使用済みインクカートリッジの数も増え、リサイクル率を高くすることにもつながります。このプログラムがスタートしてから12年ほど経っているのですが、現在(※2013年11月現在)では年間で1,150万個も回収しています。
当社により再度商品に生まれ変わっているのは、年間で700万個ほどになります。
競合他社でも同じような取り組みを行っているので、使用済みインクカートリッジ全体のリサイクル数はもっと高いと言えるでしょう。当社でもっとリサイクル率を高めることができれば、ゴミを減らすだけでなく売り上げにもつながるので、今後も注力していきたいですね。
回収した使用済みインクカートリッジは、どのようにして再商品化されるのですか。
大まかな流れとして、回収ボックスの中身については「ステップ増穂」というNPO法人が、再度使用できるものとそうでないものとに選別を行います。この選別では、メーカー別に純正品・非純正品などに分けていきます。
「インクカートリッジ回収プログラム」によって、どれくらいのCO2排出量の抑制に貢献しているのですか。
年間で約750トンものCO2排出量の抑制に貢献しています。これは、杉の木に換算した場合、年間で5万4千本ものCO2吸収量に相当します。
「インクカートリッジ回収募金活動」というのもなさっているようですね。
「インクカートリッジ回収募金活動」は、当社ではなく、弊社のお客様が行っている活動です。お客様からインクカートリッジを「1個」回収すると、「10円」を寄付団体へ募金するという仕組みです。
インクカートリッジ回収募金活動」は2007年11月からスタートしており、2013年1月20日までの寄付金総額は約7,500万円にもなっています。
- ゴミとなる使用済みインクカートリッジがもったいない
- 使用済みインクカートリッジの再商品化
- 南アルプス市への“念い(おもい)”とグリーンパートナー協定
- 地球環境にもお財布にもやさしいリサイクルインクカートリッジ