生物多様性に配慮した農業を推進しているとのことですが、具体的にはどのようなことを行っているのですか。
「生物多様性」という言葉が登場したのは比較的最近のことですが、2010年に名古屋で生物多様性条約の締約国会議である「COP10」が開催されるにあたり、これまでの活動を生物多様性の軸で振り返ったところ、ずっと前から、品質・コスト・デリバリーなど、バランスを取りながら事業として行うための最善のノウハウを培ってきた取り組みによって、結果的に環境や生物多様性への配慮につながる農業・農法に至っていたということが整理できました。
カゴメは、1899年の創業以来、農業に立脚した事業を展開してきましたが、「感謝」「自然」「開かれた企業」の企業理念を基に取り組んできたことが、この活動につながっています。「健全な作物は、多様な生物が活動する豊かな農地から生まれ、農地は人間が管理することで健全に保つことができる」という考えのもと、今後もこの大切な農地の生態系や生物多様性の保全に取り組んでいきます。
- 環境方針の要となる4つの柱
- 紙パックの減容化に対する感謝を示すメッセージ
- 農業における生物多様性への配慮
- 温室内での生鮮トマト栽培における苦労
- トマトジュース専用の品種群のブランド「凛々子(りりこ)」
- 次の50年でグローバルブランドを目指す