キーン・ジャパン合同会社

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西表島の自然と文化を守るプロジェクト「Us 4 IRIOMOTE」 キーン・ジャパンが目指すCSRとは?

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キーン・ジャパン合同会社

キーン・ジャパンが目指すCSR ~プロジェクトを永続させていくために~

プロジェクトの立ち上げで苦労したことは何でしょうか?

たくさんの苦労がありましたね。その中でも意識合わせの部分でしょうか。西表島で生まれ育った方や、観光業を営んでいる方、環境省、沖縄県、竹富町などの行政や自治体にもそれぞれの考え方があります。ツーリズムは西表島にとって大切な産業のひとつで、自然保護のために制限をすることで反発が生まれる懸念もあります。それぞれの立場の間で温度感を統一していくことは非常に難しいです。でも、「西表島の素晴らしいものを残していきたい」という大きな目的の部分で意識を合わせていければと思っています。

Us 4 IRIOMOTEを、具体的にどのような形とするかの議論にも時間が必要で、プロジェクトが立ち上がるまで1年以上かかりました。

CSRの取り組みに対する社内の反応はいかがでしょうか?

キーンという企業やブランド自体が社会貢献を軸に置いていることを理解して入社している社員がほとんどなので、CSRに対する理解度も高いです。西表島は距離があるので社員全員が現地に行くことは難しいですが、ビジネスで沖縄と関係している部署をはじめ、店舗の装飾やチャリティ・グッズの販売などで社員の積極的なサポートも得られています。

「Us 4 IRIOMOTE」チャリティ・グッズ 写真

「Us 4 IRIOMOTE」チャリティ・グッズ

「Us 4 IRIOMOTE」の取り組みを通して、西表島だけでなく身近な海のごみ拾いをする活動もCSRとして社員とやっていきたいですね。海はどこまでも繋がっていますので。

最後に、環境への取り組みに関する今後の方針について教えてください。

この取り組みを通して、今ある課題を“自分ごと”にしていただきたいという思いがあります。今後は、自分たちにできることを公募する企画を実施して、皆さんを巻き込んでいきたいです。

「Us 4 IRIOMOTE」は、キーンが“言いだしっぺ”で、私が代表として関わっています。立ち上げは私たちがやってきましたが、この取り組みを永続させないと西表島の自然や文化を継承していけません。この活動に参加されたい方、サポートされたい企業様を増やしていきたいです。私たちと同じように「やりたい!」と思ってくださる方と一緒に活動することが今の夢ですね。

竹田様
貴社の社会貢献や製品に対する考え方から、「Us 4 IRIOMOTE」における様ざまな取り組みまで、丁寧にお話をお聞かせいただきありがとうございました。西表島の方々に寄り添いながら、環境や文化を守るためにできることを考え、行動に移される姿に感銘を受けました。

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