ソフトウェアでも環境負荷低減の取り組みを行っていますね。
「エネパル®PCパック」というものがそれです。これは、簡単にいうとPCの消費電力やCO2排出量などがどれくらいなのか“見える化”することにより、複数のPCの利用状況を一元管理し、どのような部分でムダな電力を使っているのかを知らせてくれるものです。また、ユーザの行動パターンに合わせて予測を行い、消費電力をコントロールします。
例えば、数分間PCを使用していなければ、自動的に消費電力モードに切り替わるなど、ソフトウェアそのものでも自律的に省電力化を図ります。
「エネパル®PCパック」を使うことで複数台のPCを、どの部門でどれだけ電力を消費しているのか一元管理することが可能になります。2008年度の実証実験では、約20%の消費電力の削減を実現しています。
ソリューション提供によるCO2排出量削減の貢献として、「DriveManager®」というものがあります。
これはASP型(※)のサービスなのですが、専用の車載機を利用して車両の燃費や走行距離、急ブレーキや急アクセルなどの運転挙動の情報を収集し、それをデータセンターのサーバで一元管理することにより、エコドライブを推進するソフトウェアです。収集したデータはWeb上で参照することができます。
※ASP=「Application Service Provider」の略。保有しているアプリケーションを、ネットワーク経由で複数のユーザにレンタルする事業者のこと。
このように、ソフトウェアを使った温暖化抑制に貢献する各種のソリューションを提供しています。ちなみに、ソリューション提供によりCO2排出量削減に貢献した分は、先述した「NEC環境経営ビジョン2010」の天秤の右側に相当します。
- 「NEC環境経営」による持続可能な社会の実現-“IT、で、エコ”
- 環境配慮型製品の創出-「エコシンボル制度」と「エコシンボルスター制度」
- 買い取ったPCが生まれ変わる!-「リフレッシュPC」
- PC1台で1本植樹-「NECリフレッシュPC植林プロジェクト」
- ソフトウェアでも環境負荷を低減!
- 環境経営ができる人材の育成と自然体験型プログラム
- 新たな環境経営ビジョン-「NECグループ環境経営行動計画2017/2030」