エコプロダクツ以外でも、何かエコ製品であることを消費者にアピールしているのですか。
ニチバンの取り組みや姿勢については、「環境・社会報告書」とホームページでご紹介させていただいております。
毎年7月には、文房具の見本市(ISOT/国際文具・紙製品展)が行われています。これは業界の方が中心となりますが、毎年出展して「セロテープ®」は植物系原料で作っているとご説明しています。
「セロテープ®」は発売当時から今まで、基本的な構成は変わっていません。ただし、糊の素材は発売当初では松ヤニの樹脂を使っていたのですが、維持安定性などの問題もあって、改良を続けています。セロハンの使用、天然ゴムが主成分で天然樹脂を使用という点については変更していません。
埼玉工場では大学の教授をお招きし、昨年(2009年)4月に地域住民の方々と行政、事業所間で化学物質に関する情報を共有する「環境コミュニケーション」を開催しました。これは、近隣の方々に工場で使用する化学物質や製造している製品、安全対策についてご説明し、不安を軽減してコミュニケーションを深めるためのものです。
化学物質の管理については、今後もしっかり取り組まなければと考えています。海外に輸出される製品の梱包に使われるテープなども、化学物質のチェックが行われるので、今以上に厳重な管理システムとしての構築も進めています。
- 環境管理グループの誕生がきっかけ
- 「ecoのり®」できれいな紙にリサイクル
- お客様の声を反映した製品開発
- エコ製品ということを積極的にアピール
- オフィスでも環境への取り組みを実施
- 野菜を束ねる「たばねら®テープ」もエコな製品