ソニー株式会社

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製品作りにおける環境負荷を認識しよう

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環境問題への取り組みに関して、苦労なさった点、または社員の方々に環境への取り組みを広めていくなかで大変だったことなどはありますか。

例えばテレビであれば、画質をよくするという技術面と、環境への取り組みとをどのように進めていくかということが大変なところですね。社員、特にエンジニアや商品企画を担当する者に環境問題の重要性を理解してもらいながら、製品の技術と環境のバランスをどのように保ち進めていくかが、非常に難しいところです。

エンジニア・技術者が追求するのはテレビの消費電力が上がる要素である、サイズアップ、フルHD化、ハイフレームレート化(※)といった画質をよくして大きく表示するところです。それとバランスを取る形で、いかに環境に配慮したものを作るかという部分が難しいのです。

※フレームレート=動画やグラフィックを再生するとき、1秒間に何回画面が書き換えることが可能かを表した値のこと。この値が大きいほど滑らかな動きを表現できるが、データ量は大きくなってしまう。

現在では、製品の技術と環境のバランスが取れているのでしょうか。

社会の流れも環境への関心が高まっていることもあって、社内的な意識も変化し、消費電力の削減や環境に配慮して再生プラスチックを使うことなどが、商品スペックの一部となってきています。

他社製品の広告を見ても、環境への配慮がなされていて、社会的にも浸透していることが分かります。社会的な変化もあって、社内の技術と環境のバランスが取れているのではないかと思います。


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