TOTO株式会社

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創業100周年を見据えた「TOTO GREEN CHALLENGE」

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TOTO株式会社

「エコプロダクツ2011」の貴社のブースでは、かなりインパクトのある「トイレバイク ネオ」が展示されていましたね。製作のきっかけについてお聞かせください。そもそも、“エコ”とどのようなつながりがあるのでしょうか。

エコプロダクツ展の会場では反響が大きくて「どこで売っているのですか」「バイクもつくっているのですか」など、たくさんのご質問をいただいたのですが、「トイレバイク ネオ」はあくまでも環境コミュニケーション活動のために1台だけ製作したものです。

トイレバイク ネオ

きっかけというと、前述の「TOTO GREEN CHALLENGE」になります。「TOTO=トイレ」というイメージが強いようですが、環境に配慮した商品を提供する以外に「TOTO GREEN CHALLENGE」という環境ビジョンを掲げ、環境活動を推進している企業姿勢やメッセージを、お客さまに身近にお伝えしたいという思いがありました。

環境の取り組みを紹介するために、興味を持ってもらうきっかけをご提供し、当社を身近に感じていただきたかったのです。

そのために何をしたらいいのかアイディアを出していくなか、やはり当社はトイレ商品というイメージが強く、特に節水機能を有するトイレを製造・販売しているということでたどり着いたのが「トイレバイク ネオ」なのです。そして、TOTOの環境への取り組みをお伝えするテレビCMにおいて大活躍することとなりました。

【「トイレバイク ネオ」公式ページ】(公開終了)

さまざまな地域のお客さまとじかに接して、当社の環境の取り組みを伝える機会を持ちたいという点も「トイレバイク ネオ」を製作したきっかけです。お客さまに直接会いに行くのであれば、やはり移動できるものがいいだろうというわけです。効率よく各地を移動するのが可能で、エコで未来をイメージさせるもの、お客さまに興味を持ってもらえるものという理由で、バイクに落ち着きました。正確には二輪のバイクではなく、三輪の「トライク」なのですが……。

エコプロダクツ展だけでなく、地域で開催されるイベントや、各地にあるTOTOのショールームなどでも展示しています。そこでもご質問をいただくのですが、それに答えるのをきっかけに、当社が「TOTO GREEN CHALLENGE」という環境ビジョンを掲げていることをお話しできるわけです。

実際に「トイレバイク ネオ」は公道を走っているのですか。

2011年10月に、TOTOの本社がある北九州市からスタートし、TOTOのショールームや各地の環境イベントに立ち寄りながら、東京までの約1,400kmの道のりを約1カ月かけ、実際に公道を走りました。この「トイレバイク ネオ」ではガソリンではなくエコでCO2排出の少ないリサイクル燃料である「バイオガス(※)」で走ります。そのため、バイオガス専用に改造されたエンジンと2本のガスボンベを搭載しています。

※家畜の排泄(はいせつ)物や生活排水などから生成されたガス。

現在、各地のショールームや工場で行われているイベントでは展示という形なので、実際に走らせてはおりませんが、また機会を見て、走行させるイベントができないかと考えています。

シートに「ネオレスト」と同型の便器が採用されていますが、乗り心地が気になりますね。

便器はさすがに陶器のままではありませんが、シートには便座部分をそのままを使っています。座り心地のよい商品であることはもとより、座る部分にはクッションを敷いているので、ライダーの感想によると、長時間乗ってもお尻は痛くならなかったようです。


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