株式会社東京放送(TBS)ホールディングス

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「50年先も、世界が“夢”を持ち続けられるために」-「TBSグループ環境ビジョン」

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株式会社東京放送(TBS)ホールディングス

環境の取り組みに関する今後の方針についてお聞かせください。

今後は、新しい形で環境への取り組みを行う必要があると考えています。環境と謳(うた)ってさえいれば、いいイメージがあるという時代がここ数年続いていたようでしたが、そのような表面的なことにこだわった環境活動というのは、通用しなくなっているのではないかと思います。そのため、新しい形で環境問題についてもっと知っていただくことができないかと模索しているところです。

そのようななかでも、シンプルに地球や自然の大切さについて訴えるというのは、意味があるのではないかと思っています。TBSの番組などが、多くの方々が環境への取り組みについて行動していただけるようなきっかけとなるのが理想ですね。TBSという企業がエコな取り組みを行っても、全国規模の飲料メーカーさんやお菓子メーカーさんに比べると、社会に対する影響力はそれほど大きくありません。放送のなかでどれだけ訴求することができるのか、その点が重要といえるでしょう。

まだ世界的に見ても、日本は物資に恵まれた国だといえます。そのことを忘れて無駄にものを浪費するのはよくないことです。CO2の削減や地球温暖化も深刻な問題ですが、まずは“もったいないことを止めよう”という意識を持っていただけたらと思います。

そのような意識を日本にいる方が全員持っていただくために、放送局として果たさなければならない役割や社会的な使命というのは、まだ数多く残っているといえます。

なお、TBSでは代々木公園で開催される「アースデイ東京」に毎年出展しています。今年(2010年)も出展したのですが、NPO法人の方々と一緒に参加し、情報共有することはとても勉強になります。「エコプロダクツ」と比較すると企業のブースは少ないのですが、多くの方々とつながりを持つことができるという意味では、とても重要なイベントだと考えています。

 「アースデイ東京2010」のTBSのブース

当然ですが、「エコプロダクツ」もあのような規模で行われる環境イベントとして、社会的にとても意義があるものだといえるでしょう。今後もできる限り、そのような環境に関連したイベントには積極的に参加していきたいですね。

松本様
貴重なお時間のなか、取材にご協力いただきありがとうございました。ラジオやテレビで環境関連の番組が放送されるのを、今後も楽しみにしています。


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