お届け袋、お届け箱に関しても、お話をお聞かせください。
これらについては、取引先メーカー様からご提案をいただきました。もともと現在のようなデザインではなかったのですが、フェリシモとしてお客さまに親しんでいただきたく、また当社はデザインに関してもこだわっているという思いがありました。
お届け袋の底部には「~木の吐く息を、吸っている。~」というコピーが記載されているのですが、木や自然のおかげで私たちは生きているというメッセージが込められています。このメッセージを、「WE BREATHE THE BREATHE EXHALED BY TREES」と英訳して記載しているのですが、それが樹の形を成しています。これによって環境に配慮していることを表現しているのですが、各方面からデザインに関して評価をいただき、新聞にも掲載されました。
お届け袋のような紙製品は、使い捨てされていることも多いのです。そのようなこともあり、捨てるのではなくもう一回使うことを推奨する意味でも、当社のお届け袋では、中央部を切り取って内側から持ち手を出すことで、ペーパーバッグとなる工夫がなされています。
お届け袋の中央部を切り取って、ペーパーバッグに再利用できるとのことですが、配送票を貼り付ける場所を間違わないような工夫がなされているのですか。
配送業者の方には、配送票を貼る位置を指定しております。併せて、お届け袋には袋としてきちんと使えるように、配送票を貼る位置を指定するような記載がなされています。当社で貼る場合は、もちろん指定された位置に貼っております。
お届け袋、お届け箱についてのお客さまの声はどのようなものですか。
私に直接ではないのですが、アイディアが斬新であるという声をいただいているようです。
お届け袋、お届け箱のデザインで苦労した点はありますか。
当社のお届け箱のカラーリングは、赤と黄色や緑と黄色、緑と茶色などといった、グラデーションパターンになっています。このデザイントーンから大きく外れることがないように、また、ほかのカラーパターンと違和感のないように気をつけています。例えば、全く違うデザインの箱でお客さまにお届けした場合、フェリシモから届いたのかどうか迷ってしまう可能性もあります。そのようなことがないように、デザインには注意を払っているのです。
ちなみに、一番初めのお届け袋は表面にポリプロピレンフィルムの防水加工がなされていたのですが、この加工をしてしまうとリサイクルをすることができないのです。そのため途中からそれを止め、撥水が優れた丈夫な紙を用いることにしました。これによって、リサイクルを行うことが可能です。このお届け袋の仕様については、取引先メーカー様で意匠権を取得しております。
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