「CO2ゼロ旅行」とはどのような商品なのですか。
この「CO2ゼロ旅行」では、始めに旅行中に使用する電力を計算します。新幹線であれば電気を使うというイメージがしやすいかと思いますが、飛行機やバスはイメージしにくいのではないでしょうか。これらの乗り物が出す「電力」を換算するわけです。そこで算出された電力と同量の「自然エネルギー」を「購入」することにより、旅行中のCO2の排出を差し引きゼロにします。「カーボンオフセット」の考え方、つまり「carbon=(二酸化)炭素を、offset=相殺する」ということです。購入といっても、旅行代金に上乗せという形でお支払いいただきます。例えば、今回の旅行で排出するCO2がお客様お一人当たり約40kgと算出され、CO2をゼロにするためにはお一人当たり550円分を上乗せでお支払いただく……というようになります。山登りをするとゴミは持ち帰るのに、旅行中に排出するCO2についてはどうなのでしょうか。この「CO2ゼロ旅行」がその解決方法であるというわけです。
この数値ですが、「環境エネルギー政策研究所」様の計算がベースとなります。計算の詳細について公表はできないのですが、次の3点が考慮されることになります。
- 人数
- 移動距離
- 日数
さらに別途かかる経費として、事務代行手数料(お一人様200円)、バッジ代100円もいただくのですが、このバッジは任意で販売する形となります。バッジについては、赤い羽根募金と同じように考えていただければと思います。ただし、場合によっては高額になってしまうことも考えられるため、オフセット料金については10~50%割引といった形で、オプションプランが用意されています。
この「CO2ゼロ旅行」に参加した証明として、「グリーン電力証書」をお渡ししております。この証書を発行する理由として、電力を購入した「証拠」となるものが欲しいというお客様が多いという事情があるわけです。
「グリーン電力証書」とはどのようなものですか。
「グリーン電力証書」は、自然エネルギーから作られた電力を購入しましたという証明として発行されるものです。この証書では、次に挙げるように注目すべき項目がいくつかあります。
- 発電方法
バイオマスによって発電しているなど、発電方法に関する情報が分かります。その横に、「代金支払先の発電所所在地」が記載されています。要は、お客様が支払ったお金が最終的にどの施設で使われるのかが分かるのです。 - グリーン電力認証機構
「グリーン電力認証機構」様というのは第三者機関なのですが、この機関が認めていることで信用の高い証書となっています。 - グリーン電力証書発行会社
ここに記載されている「株式会社 自然エネルギー・コム」様から、グリーン電力証書が発行されています。 - 設備認定番号
購入する電力の発電施設に対して、「グリーン電力認証機構」様が調査を行い、番号を付与しています。これによって信用の高い証書となっています。 - 発電電力量
購入した電力量が記載されます。ちなみに、JTB関東の2008年度の内定式では移動にバスを利用しました。そのときのCO2排出量を計算し、それオフセットするため4,000kwh(キロワット時)分の電力を購入しました。 - 発電期間
購入した電力が作られた期間を記載しています。 - グリーン電力認証番号
購入した電力には「グリーン電力認証機構」様から番号が付与されるのですが、それを記載しています。
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