ほかにも、環境活動に貢献した商品やエコ商品があるのですか。
カウネットで扱うエコ商品は、2009年2月現在では総数が8,400品目にもなっています。カウネットでは、独自のエコ情報マークがあるものをエコ商品(環境商品)と呼びます。
当社では通称「はっぱエコ」と呼んでいるのですが、これを独自のマークとして採用しています。最近では環境マークというものが数多くありますが、カウネットで設定されるエコ情報マークには、次の3つがあります。
- エコマーク
- GPN(Green Purchasing Network)掲載(グリーン購入ネットワークのエコ商品ねっとのネットマーク)
- グリーン購入法
この3つのなかでいずれかに適合していれば、カウネット独自のエコ情報マークがつけられることになります。これらに関して、当社ではエコ商品と呼ぶことになります。
カウネット独自のエコ情報マークは、カタログの商品紹介のところに掲載されています。Webサイトの商品紹介ページでも、マークを見ることができます。このマークがあることによって、お客様は環境に貢献した商品を選ぶ際の目印になるわけです。
同様に、カウネット独自のエコ情報マークは商品と一緒についてくる納品書や、月に1回お客様にお送りする請求書にも表示がなされています。カウネット独自のエコ情報マーク商品をどれだけ購入したのか、支払った金額のうちのどれくらいを環境に貢献しているのか、お客様に目で見える形でお知らせしているのです。
カウネット同様、「ISO14001」を取得している企業では、ひとつの目標としてエコ商品の比率のようなものを掲げるところもあるかもしれません。例えば、購入された商品のうちエコ商品がどれだけ占めているかを調べる上でお役に立てればと思います。
カウネット独自のエコ情報マークを採用するきっかけと、マークが適用される基準についてお聞かせください。
環境マークというと、リサイクルマークのように様々なものがあります。マークはたくさんあるのですが、情報が多すぎてもお客様は混乱してしまうのではないかと思います。そこで、カウネットではお客様が一般的に使っている(知っている)であろう、「エコマーク」「GPN掲載」「グリーン購入法」という3つの環境マークを採用したのです。
当社の場合、一般企業のオフィスだけではなく、公立学校をはじめ公的機関に属する事業所でも使っていただいていることを考えると、グリーン購入法に適合した商品の掲載や表示が必要と考えました。そのような点も考慮した上で、マークを選択しました。
環境に関するマークはほかにも数多くあり、採用を広げるべきではないかという声もいただいているのですが、これだけ商品が多岐にわたっていることもあり、全カテゴリをある程度網羅しているマークが「エコマーク」「GPN掲載」「グリーン購入法」という3つの環境マークというわけです。
マークによっては適用商品が生活雑貨のみという場合もありますので、その点は今後の検討課題といえるでしょう。
現在オススメのエコ商品はありますか。
第16号カタログの範囲でいいますと、エコ商品でCO2をダイエットという特集に掲載している商品ですね。「オフィスにダイエット」をテーマに、「経費」「CO2」「健康」の3つの切り口から特集を組んでいます。
例えば、カウネットオリジナル「ナノハイブリッド配合ゴミ袋」でしょうか。NHC2(ナノハイブリッドカプセル2)を配合したことにより、焼却時のCO2排出を抑制しています。また、「液体のり補充液<環境対応>」もオススメです。詰め替え用なので、ごみを削減できるわけです。
文房具関連では、ペンの素材やテープのりの素材については再生材料を使っているものが多くあります。文房具に関しては、各社がほかの業界よりも比較的早い時期から環境対応に取り組んでいたため、環境対応していることが当然といえる状態になっていました。
そのようななかで、次のステップとして生活用品にフォーカスされていったというような流れになったといえます。今回の第17号カタログでも、環境に配慮した生活用品を多数掲載しております。環境に配慮した生活用品は、メーカー様にもご協力いただきカウネットが開発から関与したオリジナル商品もあります。
カタログにはイベント名札も掲載していますが、素材はバイオマスを使用しています。紙製品が主流である当社において、従来では採り上げていなかった分野に進出した商品であるといえます。
人気の商品はあるのでしょうか。
正直、どの商品が人気なのかを判断することは難しいといえるでしょう。まだ、エコ商品の啓蒙活動中であるといえます。環境に対応した商品がたくさんあることを知っていただければと思います。
カウネットでは半年に1回カタログを発刊するのですが、すぐ商品が売れるというわけではありません。カタログを発刊してから半年後というように、しばらく時間が経ってから商品を購入していただくというケースも多いのです。
確かに、インターネットで商品購入できるというのはメリットではありますが、よく購入する商品のページをお気に入りに保存しているため、購入の際にはそのページ以外は閲覧しないという人も多いようです。そうなると、カウネットとして工夫しながら商品紹介を行っていても、お客様には知っていただけない(商品紹介ページを閲覧してもらえない)というデメリットもあるのです。その点が、インターネット上における今後の課題といえるでしょう。
- 環境への取り組みは設立当初から
- オフィス用品の通信販売業界では初!カタログのカーボンオフセット
- カウネット独自のエコ情報マーク
- 販売だけでなく回収も-リサイクルサービス
- 木の温もりを感じることができる-「結の森」シリーズ商品
- 今までと今後の環境への取り組み