株式会社カウネット

サービス・その他

環境への取り組みは設立当初から

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株式会社カウネット

「結の森」という商品についてお話をお聞かせください。

コクヨグループでは、高知県および大正町森林組合との3者間で、「コクヨ-四万十・結の森プロジェクト」というものを展開しており、高知県の四万十川沿いにある森の間伐や整備を、社会貢献活動の一環として行っております。

コクヨグループ内の各会社で「結の森」プロジェクトについて様々な活動を行っているのですが、カウネットでは間伐材を利用した商品を通じて、お客様に環境活動の啓蒙を行っています。

「結の森」シリーズの商品数は現在ではかなり増えており、「テーブル」「マウスパッド」「時計」「バインダー」など多岐にわたります。第一弾は文具・事務用品というように、デスク周りの商品が中心であったのですが、第二弾ではおもてなし空間というコンセプトの基に商品開発を行いました。第三弾では、再度デスク周りの商品を増やしました。

結の森 シュガー&ミルクトレーセットなど
結の森 木製机上収納など

「結の森」の商品のなかには名刺もあります。「結の森 木製名刺」がそれであり、美しい木目が入っています。

結の森 木製名刺

本当に木でできた名刺ですね(笑)。

「結の森」の商品は、どれもほのかに檜の香りがします。癒されること間違いなしといえるでしょう。

特に「結の森」の文房具では、ニスを塗るなどということは行っていません。塗装を行っていないため、檜の香りが漂ってきます。

「結の森」というブランドを展開するに当たって、苦労した点はありますか。

「間伐材を使った商品開発」という方向性は出したものの、どのようなものを作るかというところで苦労しました。カウネットの商品は販売先が個人ではなく法人であるため、オフィスでどのようなものが受け入れられるのかの模索が、商品化に関して苦労した部分といえるでしょう。

最初から十数種類の商品を発表したのですが、理由としてラインナップが1~2点では「結の森」プロジェクトが伝わりにくいということがありました。カタログに掲載する上でインパクトある商品にするためにも、ラインナップを十分に準備する必要があった点も苦労したことだといえるでしょう。いろいろと模索しながらも、現在までの商品数をそろえることができました。

お話できる範囲でよろしいのですが、今後販売を予定している商品がありますか。

今後、カタログに掲載する「結の森」シリーズの商品はさらに増やしたいと考えています。「結の森」プロジェクト自体が啓蒙活動的な意味もあり、コクヨグループ全体でも今後さらに重点が置かれると考えられます。商品開発以外にもできることがないかを考え、カウネットではもうひとつの活動を行っています。

それは、お客様ポイントを森林整備に活用するということです。カウネットではポイント制度があり、貯めたポイントは別の商品購入の際の値引きに利用したり、お菓子などの景品と交換することが可能です。

そのポイントメニューに「結の森へのポイント寄付」というものを設けており、100円=1ポイント換算で、1000ポイントから寄付を行うことができます。ポイントを商品購入(値引き)などではなく、寄付に使ってもらい、環境活動への貢献をしていただければと思います。

一昨年(2007年)の8月から同じ年の12月までの間、137件のお客様からポイントの寄付があったことを、昨年のプレスリリースでお知らせしました。予想以上の反響があったことに驚きました。このような寄付にご理解をいただくお客様が多く、とてもありがたいことだと思います。

実際の間伐作業に関しては、国からの補助などもあるのでカウネットから寄付した金額と補助金を合わせた間伐可能な森林面積は、10ha(100,000㎡)にもなり、これは東京ドーム約2.1個分に相当します。


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