今回の「エコなニュース」は、「テリヤキバーガー」の元祖としておなじみの株式会社モスフードサービス様の取り組みをご紹介。
株式会社モスフードサービス様では、容器・包装資材の非石油製品化や“ご当地メニュー”の開発など、数多くの取り組みをなさっているようです。その詳細は、どのようなものなのでしょうか。
CSR推進室 社会環境グループ シニアリーダー 徳武様
早速ですが、よろしくお願いいたします。
環境に関する取り組みを始めたきっかけをお聞かせください。
当社では、創業当初からお客様の使いやすさを重視しつつ、環境にも配慮して陶器やグラスの「リユースカップ」というものを使っていました。
すでに社会的にも環境問題が注目されていた2000年に本社内に「環境推進グループ」という部署が設置されたのですが、それ以前から当社ではさまざまな取り組みを行っていました。それらの環境活動を集約する部署として「環境推進グループ」が誕生したことがきっかけで、全社的に環境問題への取り組みを始めるようになったといえるでしょう。
「環境推進グループ」の設置後、ISO14001の認証取得をなされていますね。
2004年2月に、モスフードサービスおよびモスバーガーチェーン全店舗においてISO14001の認証取得をしました。
「環境推進グループ」の誕生以降、当社内では環境教育の実施や包装資材の変更など、ISO14001の手法を取り入れつつ、さまざまなことに取り組んでいます。
「モスグループ環境方針」というものを策定されていますね。
「モスグループ環境方針」は、2004年2月のISO14001の認証取得と同時に策定しました。
「モスグループ環境方針」は、基本理念と環境行動指針から構成されています。基本理念にあるように、「おいしさ」「安心」「安全」「健康」という考えを経営の中心に据え、「人間貢献」と「社会貢献」のために、環境保全活動への積極的な取り組みと循環型社会の実現、社会の持続的発展に向けて行動することを記載しています。本社で行われる朝礼では、環境方針のなかの基本理念の部分を唱和し、社内の環境問題に対する意識を高めています。
- 「環境推進グループ」の誕生がきっかけ
- 容器や包装資材から“エコ”を実践
- ハンバーガーなどの商品でLCA評価計算を公表
- “ご当地メニュー”の開発で地産地消に貢献
- 「森の町内会」の活動を通じて間伐に貢献
- できることからコツコツと