株式会社モスフードサービス

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「環境推進グループ」の誕生がきっかけ

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株式会社モスフードサービス

容器・包装資材の非石油製品化についてお聞かせください。

非石油化・脱石油化というのは、当社ではかなり以前から進めてきました。実は、購買の包装材を扱っている部門では、ISO14001の認証における目標のひとつに非石油化・脱石油化を掲げていたのですが、それを全社的に進めていこうという方針になったのです。

前述のように、ISO14001の認証取得当初から食器は陶器やグラス製のものを採用し、廃棄物の抑制に貢献していましたが、ポリ袋は石油製品ということもあり、それを全社的に削減しようという流れになりました。そのうち、社内で紙袋を採用したらどうかという意見が挙がり、数年後には全店舗でポリ袋は廃止されて紙袋に切り替わりました。ただし、例外として雨が降っている日に限り、ポリ袋を使用しています。

お持ち帰り用紙バッグ

この変更をきっかけに、非石油化を加速していく気運が高まりました。

そこで、サラダの容器をコーンスターチ素材に変更する、お持ち帰り用アイスカップをバイオマスプラスチック製にするなど、一層の非石油製品化を進めていきました。このように、当社では紙だけではなく植物由来のプラスチックなどの新しい素材も積極的に採用し、容器・包装資材の非石油製品化を推進しています。

コーンスターチ素材のサラダ容器
バイオマスプラスチック製のお持ち帰り用アイスカップ

バイオマスプラスチック製のお持ち帰り用アイスカップに関しては、「社団法人 日本有機資源協会」から実験的にバイオマスプラスチック容器を使用してみませんかとお声がけをいただいたのが始まりで、全店舗に導入したという経緯があります。バイオマスという記載がなければ分からないほど、プラスチックと同じ手触りです。導入当初は熱に弱く、変形してしまうという問題があったのですが、現在のバイオマスプラスチックはその点も改良されています。

なお、サラダの容器については、現在(※2011年11月現在)はコーンスターチからポリ乳酸素材への変更が進んでいます。


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